みわ日記 九州編 2月12日福岡

福岡地方に暴風雪警報発令!アクロス福岡周辺は、昼から吹雪になりました。
雲がスゴイ勢いで流れ、冷たい風が吹き荒れています。
「お客さまに影響がでそうだなあ」と不安がよぎります。

「遅刻者がとっても多ければ、開演時間を少し遅らせようか?」
と実行委員の皆さん。
「もし、終演時に公共交通機関が止まりそうなら、アンコールはなしに」
など、細心の配慮を払って日本フィルとの打ち合わせを進めます。

そして、ドキドキの開場。なんと、多くの方がすでに列を作り、
スムーズに入場していらっしゃいます。
開演時間の14:00には、ほとんどの客席が埋まりました。
ステージ袖の小窓から見ると、3F席の隅々まで、ぎっしりの人!
藤岡さんも「わー、この天気のなか、すごいねえ」と感激の面もちです。

あいかわらず堀米さんのシベリウスは絶品。
インペクのVla新井いわく、
「宮崎のメディキットもいいホールで、まろやかなホールトーンだったけど、
アクロス福岡はアグレッシヴな響きだね。シベリウスに、ぴったりだよ。」
楽曲を完全に把握した堀米さんの力強く余裕ある演奏に、
大きな「ブラボー!」の声が。わたしたちも、一緒に言いたいです!

ボレロ”は九州公演最後となりました。(2回なので最初と最後しかないのですが)

打楽器・遠藤の、魂のこもったスネアのリズムに乗って、
次々と引き継がれていく楽器のsoloは、まさにオーケストラ見本市。
お客さまも集中してステージでのパフォーマンスに聴き入っています。
大きなクライマックス、そして突然の幕切れ。
迫力ある演奏に、大きな拍手が巻き起こりました。

今年の福岡は当初からチケットの売れ行きが好調で、
順風満帆と思われていましたが、当日、思いがけず大嵐の襲来! 
しかし、福岡の実行委員会の皆さんの熱意が上回りました!
多くのお客さまにご来場いただき、演奏できる日本フィルはほんとうに幸せです。
あすもマチネだ!楽員のみなさん、楽しい博多の街での飲み過ぎ注意。(寝不足も!)