日本フィルハーモニー交響楽団 香港公演にむけて このたび発生した東北地方太平洋沖地震で被災されたみなさまに心よりお見舞い申し上げます。

3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震で被災されたみなさまに、心よりお見舞い申し上げます。
厳しい状況のなかで、多くの人々が家族とのつながり、友人とのつながりを求めて、確かめあう姿をみることができます。そうしたなかで、私たち音楽団体に求められていることは何かと深く考えます。
私たちの使命は、被災されたみなさまを心からお見舞いし、励まし、悲しみを共感する心をしっかりと胸に秘め、音楽を通して、音楽の力を信じて、私たちの演奏を社会にお届けしていくことだと思っています。日本フィルハーモニー交響楽団のメンバー一人ひとりがプロフェッショナルな演奏家として、芸術家魂で、この日本の未曾有の難局を音楽で支援していくことが音楽家に課せられた使命であると考えます。
今、世界中の人々が大津波の映像を目にし、各国政府のみならず、一般市民の方々からも国際的な支援の動きがはじまっています。
こうしたなか、日本フィルはまじかに迫った香港公演にむけ、首席指揮者のラザレフとともに、一人でも多くの方々が救出されることを願い、既に復興に向け動き出した人々の思いを伝え、いかなる時でも冷静に行動し、励ましあう日本国民の決意を、香港の人々に、そして世界の人々に訴えていきたいと考えています。

日本フィルハーモニー交響楽団