【横浜定期演奏会(第269回)】リハーサル現場から

カントルーヴの《オーヴェルニュの歌》。
オーヴェルニュと言えば、日本でもお馴染み「エビアン」の採水地でもあるくらい自然豊かな所(行ったことないケド・・・)。
フランスの田舎に伝わる民謡に、カントルーヴが自由なオーケストレーションを施したのがこの曲です。
ただそのあまりにも美しい響は、元ネタが民謡であることを忘れさせてしまうくらい。
印象派に連なる洗練の極みを纏ったサウンドと、アルカイックな薫りすらする「民謡」の旋律が相俟って、清冽な響がホールを満たします。
蒸し暑い今日のこの頃。
谷村由美子さんの美しい歌声にのって《オーヴェルニュの歌》の爽やかな空気をお楽しみください。
当日配布されるこだわりの歌詞対訳にもご注目を。
またオーボエクラリネットに登場する長いソロも聴きどころの一つです。