11月東京定期演奏会 ジークハルトのベートーヴェン

企画制作MASU、初投稿です[:初心者:]
11月の東京定期は2年ぶり3度目の登場となるマルティンジークハルト氏の指揮でし
た。
日本フィルにとって5年ぶりの演奏となる交響曲第4番と、毎年何度も演奏する第5番
《運命》を含む、オール・ベートーヴェンのプログラム。
ここのところマーラーR.シュトラウスプロコフィエフストラヴィンスキー
ショスタコーヴィチといった近現代の、しかも大曲が目立った東京定期でしたが、久
しぶりにオーセンティックなクラシック音楽を楽しめる公演となりました。

日本ではCDの影響からかブルックナーマーラーを得意とする指揮者、というイメー
ジをもたれがちなジークハルト氏ですが、さすがは生粋のウィーン人だけあって、
ベートーヴェン作品の解釈もお見事。
近年流行っている古楽的な演奏解釈をむやみに差し挟むことなく、柔らかい響をオー
ケストラから導き出すことに成功していました。