masuレポート

12月東京定期。

2006年9月の定期(スメタナ:《我が祖国》)で
驚異的な名演を送り届けてくれたイルジー・ビェロフラーヴェク。

1974年以来幾度となく日本フィルと共演を行っている
このチェコの名匠の3年ぶりに登場となりました。

今回取り上げたのはブルックナーの第五番。
巨大で厚みのある響とともに、
一方で室内楽的な緻密さも求められる演奏至難な楽曲です。

ちなみに日本フィルでこの作品を
取り上げるのは何と30年ぶりのこと
(前回は1979年にエルヴィン・ルカーチ氏の指揮で演奏)。

12月1日からビェロフラーヴェク氏のリハーサルは始まりました。
仕事ぶりはまさに「巨匠」のそれ。
大局的な視点と細部を事細かに詰める音楽作りは、
音楽に携わる全ての人たちにとって素晴らしいお手本
となるものでしょう。

企画制作部 masu