みわ日記 宮崎編

宮崎です。


会場には、初めてお会いする若々しいスタッフの方々が!
なんと、NPOの方々が、「日本フィル実行委員会を支援しよう」と、
組織を作ってくださり、独自に研修までして、集まってくださったのです。
これからも地域で協力しあえるネットワークができました。


地元の方々に、心から敬意を表したいです!


プログラムは、きのうとは打って変わって
オイリアンテ→メンコン→ブラ1の、端正なドイツロマン派シリーズ。
しかし、演奏は熱く燃え上がります。
“魔弾の射手”や“オベロン”と比べて、演奏機会の少ない曲ですが、
“オイリアンテ”もドラマティックな作品です。
楽員さんいわく「CD化した時と、今は、さらに変わってきてる」とのこと。
ライブならではの醍醐味です。

今日が九州公演初日の神尾真由子さんも、さすがの演奏!
うっとりするような美音と、鮮やかなテクニック、グリーンのドレス姿で、
お客さまをとりこにしました。

終演後の交流会では、「前にメンデルスゾーンを弾いたのがいつだったか、
思い出せないくらい久しぶりですが、
客席の良い雰囲気の中で弾くことができて嬉しいです」とおっしゃっていました。

そして、東京であれだけ練習したブラームスのシンフォニー。
エストロ・ラザレフの確固とした信念が感じられる、芯の太い演奏です。
しかし、テンポは決して重たくなりすぎず、音楽が前進していきます。
第2楽章でのコンマス・扇谷さんのソロの美しさも抜群でした。
お客さまからの大きな拍手の中、マエストロは全方向へ投げキッス。

アンコールの“ハンガリー舞曲第5番”で温度もさらに上がり、
お客さまの満足された笑顔が感がとても嬉しく感じられました。

交流会でマエストロは、
「ホテルの窓から見える日向灘の景色がすばらしい。
あすもここから通いたいくらいだ。聴衆も、ホールもすばらしい。」
と、宮崎の強い印象を語っておられました。


日本フィルを応援してくださる方々の広がりに感謝し、
35年間の強い絆とあたらしい出会いの両方を大切にしたいと、
強く思った宮崎公演でした。

企画制作みわ