みわ日記 佐賀編

気温は20℃。春を通り越して、初夏のような陽気になりました。
身体は楽ですが、体調管理が難しいです。
佐賀日本フィルの会の女性陣は、軽やかな春の装い。ステキです。

佐賀市文化会館は、ひじょうに音響の良いホールで、
例年、指揮者やソリストの方々にも大好評です。
とてもナチュラルな響きで、大音量でも音が濁りません。

ソリスト神尾真由子さん。九州公演3度目の登場です。
メンデルスゾーンの世界を、全身全霊で表現されます。
迫力ある弓使いのスケールの大きさは神尾さんならではですが、
一方で、空間に溶け出すような、微妙なピアニシモの美しさ!
会場のお客さまはうっとりと聴き入り、拍手が鳴りやまず、
神尾さんは何度も何度もカーテンコールに応えてくださいました。

メインはブラームスのシンフォニー。
すばらしいホールいっぱいに、日本フィルのサウンドが広がります。
各楽器のソロも冴え冴えと響きわたっていきます。
これにはマエストロも大満足。
「今日のシンフォニーはとてもよかった」と、
終演後のサイン会へ向かう楽屋通路で出会う楽員さんたちに、
「ブラボー」「スパシーバ」とお声をかけてくださいました。

佐賀日本フィルの会の方々が、長年コツコツと続けられてきた、
佐賀市周辺市町村への働きかけを広げる活動が実を結び、
近年でもっとも多いお客さまがご来場されました。
昨年12月、弦楽四重奏でキャンペーンコンサートを行った成果も大きく、
まさに《継続は力なり》を実感しました。
実行委員の皆さま、ほんとうにありがとうございました。

あす24日は移動日。マエストロも長崎へ移動されます。
4日ぶりのオフ、美しい有明海の車窓の景色を楽しまれてほしいです。
日本フィルも再リフレッシュ、あさっての長崎公演に臨みます。

企画制作 みわ