みわ日記 長崎編

あたたかい雨が降りしきり、春一番が吹く、
春の嵐となりました。
きのうは移動日で、楽員諸氏は思い思いにオフを過ごしたようです。
エストロも、グラバー園で、
蝶々夫人を演じる三浦環像を見学していたとの目撃情報が。
きのうから、長崎の街は、日本フィル関係者で満ち満ちていたようです。

あいにくのお天気の中、多くのお客さまがご来場になりました。
ステージから見ると、ほぼ、満席。感激です!
今日の日を心を込めて準備してくださった、
長崎日本フィルの会の方々の顔が目に浮かびます。

序曲は“オイリアンテ”、九州公演6回目です。
疾走するアレグロと、幽玄なアダージョの対比が美しいです。
幕切れに近づくと、曲が終わる前から客席から拍手が。
エストロ、1曲目からお客さまの心をばっちりキャッチしました。

長崎大学管弦楽部の方々が、おおぜいお手伝いに来てくださいましたが、
彼らがもっともシンパシーをもって聴かれたのが神尾真由子さんでしょう。
自分たちと年齢も近い神尾さんの、迫力ある演奏に、
花束を渡してくださった学生さんも「スゴかったです…」と上気ぎみ。

シンフォニーが終わり、サイン会へ向かう途中、マエストロは、
「いいホールだね。演奏も良かった。」と手応えを語られました。
たくさんのお客さまがマエストロを待つロビーでは、
どんな小さなお子さんにも、立ち上がって握手をしてくださいます。
エストロの一貫して真摯な姿勢にうたれます。

九州公演も残すところあと2日、
ここまで病気や怪我がなく旅を続けられてとてもHAPPYです!
しかーし、油断は禁物。
最後まで良い演奏をお届けするよう、
楽員の皆さん、飲み過ぎ夜更かしに注意!(わたしもです)


企画制作 みわ