文化庁ワークショップ「音楽室たんけん」@東海大付属小学校

サッカーでも有名な清水に、
ヴァイオリン佐々木さん、パーカッション福島さんと、
ワークショップに出かけた。

全校児童170人ほどを、
2つに分けて、
2時間の授業を行う。

「低学年、ほんま可愛いわ〜」(関西弁で。福島さん)
「1年生もついこの前まで幼稚園児かと思いきや、
ちゃんと小学生だった」(佐々木さん)
なんていいながら1〜3年生とワークショップをしたあとは、
ぐっと反応も大人な4〜6年生とともに。

今年から取り組みはじめたこのワークショップは、
打楽器奏者とヴァイオリニストというコンビがミソである。
オーケストラでは何が何でも目に入り耳に入るヴァイオリンと、
一般に「メロディーを持たない」といわれるパーカッション。
まったく違う音色の2人が、
モーツァルトを奏で、バッハを一緒に奏でることで
曲の構造が分かりやすく耳に飛び込んでくる。

音楽室にある楽器をプロフェッショナルの手で触って
「普段とは全然違う音!」を引き出し、
楽器は大切に扱わなきゃならない、ということも教える。
「45分でよくここまで授業できますねエ」と
中等部の先生よりお褒めの言葉を頂戴していた。

東海大付属小学校と、付属の翔洋高等学校中等部へは、
次はオーケストラで11月28日に訪れる。
お昼をいただきながら、校長先生が、
「オーケストラをいきなり目の前にすると、
個の音楽家というところに目が行かなくなってしまうこともあると思うんです。
こういう風に、小さな空間で身近に音楽家と接する機会を、
オーケストラ演奏会の前にもててよかった」
と言うようなことを、仰っていた。

オーケストラには
なかなか負担の多い事業ではあるが、
こういう体験や言葉を、
積み重ねていきたいし、
楽員さんたちにも伝えていきたい。

エデュケーション いのうえ