みわ日記 九州編 2月10日宮崎

昨年の口蹄疫以来、鳥インフルエンザ新燃岳の噴火と、理不尽とも言える災害に直面する宮崎。
街路樹や花壇のはっぱもうっすらと火山灰で白くなっています。
実行委員長・竹村さんの、
「日本フィルの皆さんには、新燃岳の噴火を鎮めるような、
気持ちのこもった演奏をお願いします」というスピーチに、
楽員から大きな拍手が起こりました。

地元ソリスト片野和紀さん&Vn堀米ゆず子さんのWソリストという、
宮崎スペシャルプログラム。実行委員の方々の、
「地元の人たちが親しみを感じて、足を運びたくなる特別な内容を」という、
地域への心からの配慮と着眼点です。
片野さんも地元の方からの期待を胸に、
ベストを尽くして準備されていたとのこと。

いよいよ開場!雨のなか、多くの方が列を作っておられます。
さらに時間が進むと…なんと、プログラムが足りなくておわびをする事態に! 
半券数を数えると、なんと、昨年より70名以上も多いのです!!
これも、地域の沈滞した状況にもくじけることなく、
実行委員の方々がこまめに身体を動かし、
チケットを1枚1枚足で稼いでくださった活動のたまものです。
ほんとうにすばらしい!! 感激の一言です。
片野さんも立派な演奏で地元の期待に応えました。
学校の先生であり部活動の顧問もされるお忙しいなか、
ご苦労も多かったと思います。ほんとうに、お疲れさまでした!

交流会では、日本フィルからサプライズ。
楽員やスタッフで集めた“がんばろう宮崎募金”を、実行委員会へプレゼントしました。演奏以外でも、宮崎のお力になれば嬉しいです。

誰もが落ち込んで当然の厳しい状況のなか、
音楽の力を信じて、コンサート開催のために全力で取り組まれた、
実行委員会の方の笑顔がとても貴く見えた宮崎公演でした。


“がんばろう宮崎募金”を実行委員会の皆様へ


ウェルカム・コンサート
木管五重奏(真鍋・杉原・伊藤・木村・福川の各メンバー)


街路樹の葉っぱにうっすら積もる火山灰