【東京定期演奏会(第631回)】リハーサル風景

沼尻竜典エストロによる東京定期リハーサル二日目です。
今日はプログラム全曲を練習しています。

企画した本人が言うのもナンですが、今回もへヴィーな楽曲が目白押しです。


ストラヴィンスキーの《花火》は4分にも満たない作品ですが、編成は一番大きくて、サウンドも《春の祭典》を想わせるところがあります。
祝祭的なんだけれども幻惑的とも言える不思議な作品です。


チャイコフスキーの《幻想曲》は滅多に演奏されることのないレア曲。

にもかかわらず練習の段階から暗譜で弾きこなしてしまう小川典子さん、ホントに凄いです。
この曲にはピアノによる長大なカデンツァが組み込まれています。
小川さんのパワーと超絶技巧にご期待ください。

なおスコアには「グロッケン・シュピール」と書かれていますが、今回はジュ・ドゥ・タンブルを使用します。


最後のショスタコーヴィチ10番も壮絶。
第2楽章は超ハイスピードでオーケストラが駆け抜けます。
木管群の卓越したアンサンブルにご注目を。