ボランティア魂 (Tamako)

はじめまして、Tamakoです。
事務局やコンサート会場でのボランティアなど日本フィルでお手伝いをしています。
これから、皆さんにこっそりオーケストラの♪ウラ♪をレポートしちゃいます。どうぞよろしく!
今日は自己紹介がわりに、ボランティアってこんなに楽しい!というお話。

専業主婦歴の長い私は家事の合間に色々なボランティアをしてきましたが、その原点はやはり息子の学校でのお手伝いです。アメリカの公立小ではクラスルームで先生の雑務補助。一番やったのがテストの採点!そんなことを親にさせてしまうなんて驚きですよね。ドイツのインターナショナルスクールでは学校イベントの主催をしたりしました。イベントは子どもの楽しみ・教育のためといったことだけでなく、資金稼ぎも大事な目的で、立派な“ファンドレージング”。できた資金の使途を先生方に募集して選定する委員にもなりました。こうした活動の原動力は、学習環境をより良くしてやりたいという、親から子どもたちへの愛情です。PTAがお金を稼ぐなんて!と思われるかもしれませんが、アメリカ人の感覚ではごく普通のことで、学校の環境を良くするのは親の責任でもあるという意識が強いのでしょう。

一方、私は美術、バレエ、そして音楽が以前からとても好きだったので、そうした芸術に対する愛情を原動力に、何か私にでもできることはないだろうかと考えていました。アメリカでは、装飾美術の博物館になっている大富豪の旧邸宅でボランティアガイドをしました。面接を受け、数ヶ月の集中講義を経て試験をパスして採用されたのですよ(自慢!)。ここはヴェネチア?と思うくらいヨーロピアンなつくりの海沿いにある豪華な大邸宅で、毎週の当番曜日、エントランスのセキュリティゲートを顔パスで通るのが快感でした(笑)。
そして!日本に帰国して出会ったのが日本フィルです。会場ではプログラムをお客様にお渡しする「コンサートアシスタント」をしています。その日、お客様に真っ先にお会いするのが私たちですから、気持ちの良い笑顔を心がけています。日本フィルと音楽への愛情がそうさせるのかしら? そんなふうにパフォーミングアーツの現場の昂揚感を、少しだけ内輪気分で感じさせてもらいながら、作業後はしっかり客席に座って音楽を堪能して帰ることができるという、幸せなボランティアワークです。♪