公演担当と一緒に、オーケストラを聴こう 第2弾12月東京定期マーラー その1

オーケストラ公演担当者。


この不思議な人種は、担当公演当日はバックステージにこもり、
ロビーへ皆さんに会うため出てくることもできません。

我々日本フィル事務局では
わたしWeb担当より遠く遠く
(そんなに広い事務所ではないですが)、一つところにまとまってデスクを持ち、

指揮者やら、作品やら、
なにやら楽しそうに語っているときの彼らの生き生きと真剣なこと。

ちなみに華麗なシングルライフをほぼ全員が謳歌しているようなのですが、
全く寂しそうでないのはオケ大好き、作曲家大好き、
指揮者とコンサート大好きだからなんでしょう(たぶん)。

そんな不思議な企画制作担当者たちと
「一緒にオケを聴こう。」
最初に申し上げたとおり、
公演当日は会うことができない人種なのですが、
この思い入れを携えて、彼らの作った公演に会いに来て下さい。




第2弾は12月東京定期「マーラー 交響曲第1番」

第2弾を始める前、
日本フィル会議室での会話。

■なんか友達の事しゃべるみたいにしゃべるんだよね・・・

遠くからタダダダダダダっと足音が近づいて、公演担当者マスミツ登場です。

(遅くなって)すみません。(小田急が遅れたのです)

■すごい傍聴者よ、今日

何時までやる?途中でぬけたければどーぞ。勝手にしゃべりますから。

▲昨日休みとったのはこのためでしょ

●すごいなー さっきマスミツさんは作曲家のことを友達みたいにしゃべるって言ってたんです。

▲偉そう、ってことですよね。

●・・・そういうことですかぁ?!

(さっさ)はい、じゃあいきましょう。ちなみに今回のお題であるマーラーの1番を聴いた事がある人ってどれくらいいるの?

■(すみません)あると思うんですけど、曲名とメロディが結びつかないんです。

●(どうどうと)ないです。

OK。
じゃ、どこから話をしようかな。

まずグスタフ・マーラーってひとが何年に生まれたかって言うところから話をしましょう。
今年はアニヴァーサリーイヤーということもあって、色々話題になっている。
なぜかというと、マーラー生まれたの1860年
(会議室には、ホワイトボードがあります。そこへガッガッガっと筆圧激しく、書く)
だから今年生誕150周年。亡くなったのが、1911年だから来年が没後100周年。
50才で亡くなっているから、マーラーって意外と早くこの世を去っているんですね。

(作曲家と生きた時代は分けて考えられない・・・続きます)