山田和樹の西方見聞録2011-12シーズン  2012年 7月2・4日スイス国際音楽アカデミー 

小澤征爾さんが主宰しているアカデミー。世界コンクール優勝者などの強者を集めて弦楽四重奏曲(カルテット)を勉強する、という大変ユニークなもの。本当にすごいレヴェルの若者が結集する。小澤さんが来られないため代役で。といってももう3年目。
自分自身の勉強になるからと、指揮をするしないに関わらず参加させてもらっている。
講師陣が素晴らしく、今井信子さん、原田禎夫さん、パメラ・フランクさんの3人。2週間の合宿生活を通して、カルテットを合奏曲を仕上げて行く。今年の合奏曲は、ベートーヴェン弦楽四重奏曲「セリオーソ」を。以前に1回指揮をしたことがあったのだが、やはりベートーヴェンは難しいと思った。
ジュネーヴ・パリの両公演を通して、自分にとって本当に勉強になったアカデミーだった。