佐野音鑑
Ko-taです。こんにちは[:晴れ:]
栃木県で行われた佐野音楽鑑賞会に同行してきました。
佐野音楽鑑賞会は様々な音楽、時には落語や演劇など、1年に6回セット券でなっている会員型の音楽鑑賞会で、当日のコンサート運営は自分達の手で行うというまさに全員参加型のシステムです。会員は約2250人。同曲プロを3公演に分けて鑑賞します。
今回の曲目は
○ワーグナー:ニュルンベルグのマイスタージンガー1幕への前奏曲
★モーツァルト:クラリネット協奏曲(ソロは日本フィル首席奏者の伊藤さん)
休憩
□スメタナ:わが祖国より「モルダウ」
▲ブラームス:ハンガリー舞曲第1、6、5番
¶ラヴェル:ボレロ
です。
今年で25周年ということもあり、会員の皆様にフルオーケストラを生で聴かせたいという
熱い思いからこのコンサートは実現いたしました。
生でクラシックを聴くのが初めてという会員様が多いなかで指揮者の船橋洋介さんのわかりやすい解説を交えてコンサートは進行してゆきます。
そして今回、私も最後の曲、ラヴェルのボレロを特別聴かせていただきました!
船橋さんは演奏前の解説では
「最初の二小節、小太鼓が刻む有名なリズムは169回繰り返されます。
これを数えることはしなくていいです(笑)
あらすじ背景は、スペインの酒場で少女がもの悲しく踊りだす。。
その動きはだんだん大きくなってゆき最初はそっぽを向いていた客たちも、
次第に踊りに目を向け一緒に踊り出し最後はぱたっと倒れる。
少しでもイメージを持って聴いていただけたら嬉しいです。」
余談ですが黒人のヒップホップというジャンルがあります。昔のレコードからある曲の2〜4小節を繰り返し流しその上に自分主張したい詞をラップで載せていくのですが同じリズム、フレーズのループ(繰り返し)の心地よさというのは(必ずしも全て良いわけではありません)、個人的にこのボレロが原点のような気もしてきます。
かすかな小太鼓の刻みと共にまさに少女が静かに踊りだすように静かにフルートが有名な旋律を奏でます。
クラリネット→ファゴットとまさにそばの生粉を何度も何度も練り、熟成させていくかのように一定リズムでグルーヴや厚みをましながらメロディを繰り返してゆきます。
曲前解説のおかげでしょうか。船橋さんの指揮ぶりも両手ではこと足りず、両足、まさに全身を使って表現していて音楽にのりバレエを踊っているようです!
最強音と共に曲が終わるとまさにブラヴォー&拍手喝采!スタンディングオべーションで歓喜を表し、皆で感動の共有をしていました[:燃:]
ボレロのCDは3日間で用意していた50枚の全てが売れてしまいました!ほとんどが終演後で「ボレロは全身から鳥肌がたった」、「涙がでてきた」、など皆様からの熱い感想と共にお買い求めいただきました。こころから ありがとうございます。ということができました。